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シルクスクリーンの大革命!いろいろなサイズの印刷ができるシルクスクリーンキット「SURIMACCA」

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手間のかかる面倒な作業を”遊び”に!
いつでも・どこでも・だれでも自分で印刷ができる楽しい印刷キット

こんにちは! omatsuです。
この間、箱庭オリジナルのイラスト素材が買える新サービス「haconiwa DESIGN STORE」がオープンしました。
ウェブサイトや販促物など、さまざまなデザイン制作物をたのしく演出する商用フリーの手描きイラスト素材を揃えたオンラインストアなのですが、みなさんもうご覧いただけましたか?
いろんなテイストの素材を用意しましたので、まだの方はぜひ覗いてみて下さいね。(ちなみに現在夏のリリースに向けて新しい素材製作中です。どうぞお楽しみに~!)

さて、もっといろんな人に知ってもらえるよう素材ストア用オリジナルノベルティを作りたいな~と考えていました。
折角なのでリリースした手描き素材を使ってデザインしてみたのですが、今回どんなふうにカタチにしようか思ったとき、ぼんやり浮かんだのは、「シルクスクリーン」。
シルクスクリーン印刷のカスレ、ズレ、にじみなどのアナログ特有の風合い、なんだか好きなんですよね~。
素材もすべて手描きにこだわったので、ノベルティ作成もやっぱり“ぬくもり感”を大事にしたいと思い、手刷りで作ることにしました。
早速シルクスクリーンの版を注文しようと箱庭でもおなじみの「レトロ印刷JAM」さんのサイトを見ていたところ、なにやらカラフルな新商品が・・・。なになに?「SURIMACCA(スリマッカ)」!?
とっても気になって特設サイトをのぞいてみたら・・・目からウロコの新しいキットでした!

自由に組み立てて使いたいサイズに!これまでにない新しいシルクスクリーンキット「SURIMACCA」


「SURIMACCA」は、おもちゃのブロックのようなカラフルなパーツをつなぎ合わせて、いろいろなサイズのフレームを自由に組み立てることができる、これまでのシルクスクリーンの常識を覆す新しいシルクスクリーンキット。
このキットひとつで、「レトロ印刷JAM」の製版サイズのXS~Lまで対応することができるというから驚き!!
刷り終わったら分解してコンパクトに収納できるので、自分のお部屋だってアトリエにすることができちゃいます。

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通常シルクスクリーンで使うフレームはアルミや木で作られており、印刷サイズが変わるとその都度フレームが必要でした。かさばるので置き場所も確保しないといけないという難点があり、気軽におうちでシルクスクリーン印刷ができなかったのは正直なところです。
そこで今回作られたのは、異なるパーツをつなぎ合わせて作る組立式フレーム。ヒントはオモチャのブロックだったとか。
「SURIMACCA」は、便利なだけではなく、自由に組み立てる楽しさもプラスして、手間のかかる面倒な作業を”遊び”に変えたいという発想から生まれたそうです。

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「いつでも・どこでも・だれでも自分で印刷ができるキット」を作りたいという思いのもと、大阪のプロダクトデザイン事務所に設計を依頼して製品開発。今年のはじめにクラウドファンディングにて賛同者を募り、多くのクリエイターたちの待望のもと、ついに商品化されたそうです。
ちなみに商品名の「SURIMACCA」は、大阪弁の「刷りまっか」。大阪生まれのユーモアあふれるネーミングセンスに脱帽です!思わず「SURIMACCAで刷りまっか!?」って言いたくなりますね(笑)

実際に「SURIMACCA」を取り寄せてみました~!

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「SURIMACCA」のパーツイラストがプリントされたかわいい段ボールパッケージ。
靴の箱くらいの大きさなので、お部屋の場所を取らないコンパクトな子です。

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気になる中身は、こんな感じ。見た目は本当にオモチャのブロックのようですね。
水色のコーナーパーツ(×4)、黄色のショートパーツ(×4)、赤のロングパーツ(×2)、ピンクの浮かしパーツ(×4)、ローラー、ゴム、スキージーが入ったセット内容です。

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今回注文したのは「ターナー色彩」と共同開発で作られた「レトロ印刷JAM」のオリジナルシルクスクリーンインク。
いままでビビットなインクが多かったのでこれを見てビックリ!女性好みのパステルカラーが最高に可愛いです!

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あとフレームに張り付ける版は、レトロ印刷にデザインデータもしくは紙原稿を送って、インターネットで注文しました。オンライン入稿してからだいたい2~3日で届きましたよ。
シルクスクリーンは、「印刷キット」、「インク」、「版」の3点が揃って、はじめて印刷できます。

では早速遊んでみましょ~!作り方は簡単3ステップ!

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パーツを組み立てる

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ブロックパーツを組み合わせて、刷りたいサイズのフレームを作ります。
今回トートバックにプリントするので、Sサイズ(200㎜×200㎜)のフレームを作りました。

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版をフレームに張る

版はツルツルした面(絵柄反転)を上にして、枠に対してまっすぐ置きます。
Sサイズの幅にカットした4本のシリコンゴムを、上下左右の溝に差し込んで固定します。

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シリコンゴムをローラーに差し込んで張ります。網戸を張る要領で溝にはめ込んでいけば、きれいにピンと張れます。
枠からはみ出した余分な版は、ハサミでカットします。

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本体と版の間にインクや水が入り込む場合があるので、隙間を隠すようにマスキングテープを貼っておくと便利です。
これで準備完了!あとはインクで刷るだけです!

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好きな色のインクで刷る

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インクを版の上の部分にのせていきます。今回はSURIMACCAインク(アクア)にしてみました。
裏映りしないように、トートバックに台紙を入れてセットします。

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あとはスキージ(インクをひく道具)を45度に保ちながら、力を入れていっきに手前にひきます。

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手前にひく時、左右均等に力を入れるようにすると、キレイに仕上がります。
片手でフレームを抑えて、自分ひとりでプリント出来ました!いつもは誰かにフレーム抑えてもらっていたので感激!

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さあ、どんな絵柄が出来上がっているでしょうか?最後に版をゆっくりと持ち上げれば・・・

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じゃーん!オリジナルトートバックの完成!

版をセットしてから刷り上がりまで、大体15分ほどで完了しました。本当に簡単で驚きです!
今回生地とインクが両方とも薄い色だったので、少々お伝えしづらいのですが、この控えめな仕上がりは全然アリです!いままでシルクスクリーンをするとき、ビビットな色の掛け合わせが多かったですが、パステルカラーはとってもやさしい仕上がりでなんだか和みます。2色刷りをして楽しんでみても良さそうですね!
次は暗めの生地素材とパステルインクを掛け合わせてみようなど、イメージがどんどん膨らんできちゃいました。
自分の手を動かして作ったものって、愛着がわいてきますね。ノベルティ・・・もう少し練習してからにします!(笑)
シルクスクリーンって楽しい!今回久々にやってみて心からそう思えました。

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ポストカードなどの小さいものから、Tシャツなど大きいものまで、いろんなサイズの印刷ができるので、アイデア次第でオリジナルグッズのバリエーションがどんどん広がりそうですね!
一度版を作ってしまえば、一気に何枚も刷れるのも、シルクスクリーンの良いところ。刷るたびに、インクののり方や版のズレ方の違いを楽しんでみるのも面白そうです!次の休みの遊び相手はこれに決まり!
ぜひ「SURIMACCA」を使って自分だけのオリジナルアイテムを作って楽しんでみては?

    SURIMACCA セット

    価格:¥7,560(税込)
    素材:ABS樹脂
    印刷可能範囲:~200×450mm
    セット内容:コーナーパーツ×4/ショートパーツ×4/ロングパーツ×2/浮かしパーツ×4/ゴム(240cm)/ローラー/スキージー
    ※版は別途ご注文が必要です

◆参照元
SURIMACCA

J-WAVEの番組「Pop Up!」に、箱庭のコーナーがあるよ!
番組ホームページでも、「haconiwa catch up」として箱庭の記事を配信しています。

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