こんにちは、ミユです。
私はしゃしんを撮るお仕事をしているので、意識的にでも無意識にでも、「このロケーションいいなあ!」とか「これを背景にしたら可愛いしゃしんが撮れそう!」と、素敵な背景をいつも探しているようなところがあります。
でも写真のお仕事をしていなくても、Instagramに載せる写真や子どもの成長記録などなど、いつもよりちょっと可愛い写真を撮りたいと思っている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
今日はそんな方に向けて、手作りでできる簡単な背景の作り方をお伝えします!
春の野原のようなイメージの背景ですので、これからの季節のウェディングでのフォトブースや、誕生日や記念日の写真撮影などにおすすめです。今回はブライダルの会場デコレーションもてがけるizumiちゃんに、背景をつくってもらいました。簡単なのに、すごく凝って見えますよ。
材料
◉薄い布(透ける柔らかいものがおすすめ)
◉レース(なくてもOK)
◉好きなドライフラワーや草花
◉竹の棒(突っ張り棒、麻紐でもOK)
草花は、短時間の撮影だったら切り花も可愛いですよ。大輪の花や鮮やかな色合いの花を選べば華やかになりますね。逆に、道端に生えているねこじゃらしのような野草だって素敵です。
作り方
まずは、どのくらいの大きさの背景をつくるか決めましょう!
被写体の身長や、バストアップにするのか全身撮影するのかによってもサイズは変わってきます。
作りながら微調整してもいいので、大体の大きさを決めておきましょう。
まずは、布を裂いて長いリボン状にします。縦に長く使うので、決めたサイズより布が短い場合は、布同士を結び合わせます。このラフな感じも可愛いので、縫ったりする必要ありません。
今回は、細い竹の棒に結びつけていきます。(さっきの布をぐるぐる巻いてあります)
おうちでやるときには、突っ張り棒や麻紐などで大丈夫!
棒にリボン状の布をどんどん結びつけていきます。
途中にバランスを見ながらレースを結びつけると、背景により深みがでます。
ドライフラワーや草花を、テグス(透明な糸)で結びます。今回は細かい花なので、3〜4枝まとめて結んでいます。花や葉の大きさに合わせて、バランスを見ながら調整してください。
植物を結びつけたテグスも、棒に吊るし下げていきます。
こんな風に、1本のテグスに2〜3箇所づつ植物を結んで吊り下げると、植物が浮いているような雰囲気に。
今回は、麦とスターチスのドライフラワーを使いました。
出来上がり!
全体でみるとこんな感じです。今回は壁が固く画鋲が使えなかったので、白樺の木にひっかけました。
自宅でやる時には、突っ張り棒を掛けられそうな場所に設置したり、麻紐を画鋲で留めればOK。
とにかく、壁の上の方から、作ったものが吊り下がっていれば大丈夫!
大きさも今回は全身撮影できるサイズを作りましたが、「バストアップが撮りたい」「子どもの写真が撮りたい!」という場合には、この半分の大きさで十分です。例えば自宅に使えそうな白い壁が幅1メートルしかなかったとしても、それに合わせてつくればいいんです。
さあ、これで完成です。
この背景を使って実際に撮影したしゃしんは、こんな感じです。
作例
左:被写体と壁を近づけて撮ると、作った背景の雰囲気がよく伝わります。
右:被写体と壁を離して撮ると、背景がぼけて、人物がくっきり際立ちます。
撮りたい写真の雰囲気に合わせていろいろ試してみてください!
簡単にDIYできる背景、ほかにもアイディアがたくさんあるので、またお伝えしますね。